ダイビングというスポーツは、いわゆるレジャースポーツです。

野球やサッカーと違い勝敗をつけるスポーツではありません。

自分で計画を立て時間を作ってお金を払って、行きたいところに行って海に潜る。

かかるお金も時間も、少なくないことは確かです。

ただ、それでも現実から一歩抜け出して、海の中の非日常の世界を楽しむこのスポーツは、たくさんの人を惹き付けているのも事実です。

 

久米島での「でっち」生活のうちに、ぼくは本当にたくさんの人と出会いました。

関東、関西、九州、沖縄の他の離島、様々なところから久米島の海を目的に訪れるベテランダイバーの方たち。

ダイビングサークルの合宿。

旅行ついでにダイビングに挑戦してみようと思ってお店に来てくれた大学生。

そして、島の人々。

人口1万人弱の決して大きくないこの島での生活は毎日が出会いに溢れていました。

 

ぼくがお世話になっていたダイビングショップでは、繁忙期には定期的にスタッフ陣とお客樣たちが料理とお酒を一緒に囲んで宴会を開きます。

「打ち上げ」と呼ばれるこの宴会はグループ関係なくお客樣も参加できるもので、おいしい沖縄料理と泡盛を囲みながらスタッフお客さん関係なく宴を楽しみます。

研修生の身分であった自分も、お店の片付けなどが早く終わったときなどは、この打ち上げに何度か参加させてもらっていました。

 

この打ち上げを通してお客様とスタッフはもちろん、お客様同士も関係を深め、宴会はすごく温かい雰囲気に包まれます。

ぼくは、その場に参加できていることを誇りに思いつつ、久米島の海という舞台を通して一種のコミュニティのようなものが出来上がっているのを感じていました。

 

何十年もお店に通い続けている方、数年前に初めて久米島を訪れて虜になってリピーターになった方、ベテランダイバーだけど久米島は初めてという方、ダイビング始めたばかりで初めての遠征の方…

いろいろな人が久米島の海、そしてダイビングショップを通して一つのコミュニティを築き上げ、そこを「ふるさと」のようなものとして心に刻んでいる。

そんな光景がぼくの目の前には広がっていました。

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出典:Travel.jp

 

久米島の海を通して知り合いになられた方々は、夏になると毎年また同じところで再会し、そして「また来年ね」と簡単に挨拶を交わして帰っていきます。

 

空港まで送迎を担当させてもらったお客様には、「いってらっしゃい」と別れを告げ、次の夏にまた「おかえりなさい」と出迎える。

 

 

すごく簡単な言葉だけど、とても素敵な関係がお客様とスタッフ、そしてお客様同士の間で築かれていることを感じることができる瞬間でした。

 

なんだか当時のことを思い出して衝動的に文章を書いているのであまりまとまっていないかもしれませんが(汗)

つまり、ダイビングとはこういうスポーツなんです。

 

海そのもの自体を楽しむことは前提中の大前提、世界中様々なところにオンリーワンの海が存在し、ダイバーたちはその感動を求め海に潜ります。

けれどそれと同時に、その海にはオンリーワンの出会いも存在します。

伊豆に毎週通っていたときも、久米島で1ヶ月を過ごしたときも、ダイビングと人との出会いはセットのようなもので、そんな一つ一つの出会いもダイビングを通して得ることの出来たかけがえのない財産だと思っています。

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この日記を書いた人

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ひろと(田辺 洋人)


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