【環境汚染】サンゴが白化しているその理由…【温暖化】

先日、筆者は沖縄に行ってまいりました。

沖縄の海といえば、、
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色味がかかった綺麗なサンゴ礁にカラフルな魚たちがついていて、、
気分はまるでリトルマーメイド。。

のはずですよね。

 

先日沖縄へ行ってきた際の写真がこちら
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綺麗なデバスズメダイの幼魚たち。。。
じゃなくて、画像下のサンゴを御覧ください。
右下・左下のサンゴはしっかりと色味がかっておりますが、
ちょうど真下のサンゴ、真っ白ですよね。。

 

サンゴが綺麗に育っている海は、
生態系がバランスよく育っている証拠でもあると言われています。
しかし、そのサンゴが沖縄の海ではどんどん白くなってきてしまっているのです。

 

サンゴの色の仕組み


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そもそもなぜサンゴに色がつくかというと、、
サンゴは植物に見えて、実はクラゲやイソギンチャクと同じ、腔腸動物の仲間なんです。
身体はタンパク質でできており、その周りには、褐虫藻という藻類をまとわせています。
この褐中藻の色素がサンゴを色みがけている訳ですね。

この褐中藻は植物なので、二酸化炭素を使い光合成をして酸素とエネルギーを生み出します。
この酸素とエネルギーをサンゴはもらい、一方で光合成に必要な二酸化炭素を褐中藻に供給している…
いわば“共生”の関係にあるのです。

 

サンゴの白化要因


サンゴが白くなってしまう要因は幾つかありますが、
主に下記2つが大きな要因となります。

・環境汚染

サンゴが白くなってしまうということは、
褐中藻がその周辺にいられなくなってしまうという状態になることです。

サンゴにストレスがかかると、サンゴから褐中藻が追い出されてしまいます。
水質汚染や環境破壊、人工建造物などによる環境の変化などで、
サンゴがストレスを感じると、サンゴは共生している褐中藻をおいだしてしまいます。

・水質、水温変化

今年の沖縄で最も問題になった内容。

今年、7~8月に台風が沖縄を通過しなかったせいもあり、
水温は例年に比べて上昇をしました。
(一時は30度をゆうにこえたこともあるそうです)

※参考:知られざる…台風のメリットって??

温暖化によって海水温度が年々高くなっているため、
プランクトンが異常発生し、
周辺海域に十分な光が届かなくなると褐虫藻は光合成を行うことが出来なくなります。

そのため、褐中藻は光合成を求め、違う海域へと動いていってしまいます。
また、褐虫藻は水温が一定以上になると繁殖・生息できなくなり珊瑚を離れてしまいます。

藻で覆われずに裸になってしまったサンゴは栄養供給源を失い、
サンゴの石灰部分だけが残り、サンゴの白化は進んでしまいます。

 

サンゴの白化現象の影響


白化したサンゴは、藻をまとっていないため、
酸素を作り出すメカニズムを失った状態です。

※参考記事:酸素のほとんどは海から作られるってホント!?

実は、これ、綺麗なサンゴが見られなくなるということだけではなく、
温暖化を進め、人間を含む生態系にも大きな影響をきたす現象なのです。

サンゴの白化が急激に進むことで、海の生態系バランスは失われ始めているのです。

 

 

我々人間が、どうこうすればすぐ解決するということではないですが、
ダイバーである私たちは、少しでもサンゴにストレスを与えずに、
海を”楽しませていただく”。そのためにしっかりスキルアップをして、
中性浮力を保ちながらサンゴにストレスを与えないよう海を楽しむ、
そんなことが大事なのではないかと考えます。


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