【ダイビング用語】タンク?シリンダー?ボンベ??

テレビ番組などを見ていると、、
「酸素ボンベを背負って海の中へ。。」
なんてナレーションを耳にすることがあります。

ん???
っと私は違和感を感じます。
(というか、ダイバーの皆さんには違和感を感じてほしいのです!)

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タンクの中身は何だったか皆さん覚えてますか??
そう、タンクの中身も普段我々が陸上で吸っている空気
—————————-
酸素:21%
窒素:78%
それ以外の気体:1%
—————————-
で構成されています。

陸上で普段呼吸している空気をコンプレッサーで圧縮し、タンクに詰め込み、
レギュレーターで減圧をして我々が吸いやすいように調節をして、
海中で呼吸が出来るようにしています。

私達が背負っているのは、酸素でもボンベでもない理由を下記にて説明していきます。

 

“酸素”ではない、その理由


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水中の圧力下で、高分圧の酸素を呼吸することは「酸素中毒」に繋がる可能性があります。

※酸素中毒とは
高濃度の酸素を長時間吸入することによって、
胸痛、咳、吐き気、呼吸困難、筋肉のけいれん、視力低下、網膜の部分的剥離などを発症すること

※発症のメカニズム
通常より高濃度の酸素を吸入することで「活性酸素」が形成されやすくなり、
それにより様々な細胞内器官が障害を受ける「酸化ストレス」を引き起こすことが要因と考えられている。
※活性酸素とは
活性酸素は適量であれば細胞を保護してくれるが量が増えすぎると、
かえって細胞にダメージを与えることにもなってしまうおそれがある。

つーまーりっ、
私達が水中で吸っているのは、”酸素”ではなく、”空気”なんです!

 

“ボンベ”ではない、その理由


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「ダイビングって、あれでしょ?ボンベ背負うやつでしょ?重くないの?」

(ボンベ。。。ボンベ、、、まあ、間違っちゃ。。。)

ボンベとは、ドイツ語から伝わっている外来語で、まさにタンクそのものを指します。
なので正確に言えば間違ってないんですね。

ただ、この”ボンベ”という言葉、海外のダイブサイトでは一切通じないでしょう。
英語では「bomb(爆弾)」という意味になってしまいますからね

タンク(tank)もしくは、シリンダー(英語でタンクという意味のGas Cylinderからくる言葉)、
と呼ぶのが一般的なのです。

そうそう、ダイバーあるあるですが、
“シリンダー”という言葉で指すダイバーも沢山います!
「はっ?」とならないように気をつけてくださいね。

タンク=シリンダー

ですっ!!

 

空気以外のガスを使ったダイビング


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http://www.shirasaki.or.jp/より写真引用

以前、記事でもご紹介しましたね!

関連記事:「ナイトロックス」と「エンリッチド・エア」

通常の空気よりも酸素濃度を高くしたものが「ナイトロックス(エンリッチド・エア)」。
酸素中毒を考慮するため、潜ることが出来る最大深度は浅くなりますが、
同じ時間や深度で比べた時に窒素中毒や減圧症のリスクを減らすことが出来るメリットがあるものです。


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