ここだけ!波の予報の見方

ダイビングを安全に行う上で、海況判断、予測は重要です。

海況、海の状況、もっと言うと波の状況ですね。

最終的には現地スタッフの判断によるところが大きい物ですが、事前に自分でもある程度把握してみたいですよね??

そんなこと言っても

波が高い=危険、波が低い=安全

なんじゃないの?と思う方もいるかもしれません。

しかし、そうもいかないのが波の難しいところなのです。

 

波の要素

ひとくちに波と言っても、それを形成する要素には様々な物があります。

wave

波高:波の高さ
波長:波の山から山までの距離
周期:波の山から次の山が訪れるまでの時間
速度:波が伝わる速度。波長/周期

などが主な波の要素です。

この中で、ダイバーにとって重要なのは言うまでもなく波高と、周期にも注意が必要です。

 

波高

模式図の波であれば波高は一定です。

しかし、実際の海の波には様々な波が入り乱れており、波高が一定とはなりません。

では、天気予報などで目にする波高とは何を意味しているのでしょうか?

最高波高?平均波高?

そのどちらでもなく、有義波高というものを表しています。

ある時間の波高の分布をグラフで表してみると以下の様になります。

significant_wave_height

最高波高を示してしまうと実際とはかけ離れた数字になってしまいます。

平均波高を示してしまうと、実際の最頻値よりも低い値となってしまいます。

そこで、一定期間の波のうち上位1/3の波高の平均をとって有義波高とします。

難しいことを言ってしまいましたが、要は体感値に最も近い波高をうまいこと導き出しているんですね。

 

さて、この有義波高、体感値に最も近い値ではあるものの、当然それ以上の波が訪れることもあり得ます。

概ねですが

100波に1波は有義波高の1.6倍程度

1000波に1波は有義波高の2倍程度

の波が訪れると言われています。

仮に波の周期が5秒だとすると、1000波訪れるのには必要な時間は5000秒≒1時間20分。

つまり、1時間20分に1回は予報で示されている波高の倍の高さの波が訪れるので注意が必要です。

 

周期

波高が同じであっても、周期によって波の性質は大きく異なります。

難しい話は割愛しますが、海の波の速度は水深によってほぼ決まります。

つまり、同じ場所では基本的に波の速度は一定。

すると、周期の長い波≒波長の長い波となります。

以下の図で分かるように、周期の長い波ほど1波での水量が多く、パワーのある波が訪れます。

wave_power

従って特にビーチダイビングでは周期にも注意が必要で、概ね6秒を超えたぐらいからはパワーのある波が訪れると考えて良いでしょう。

そして、この周期の長い波を『うねり』と呼びます。

【ダイビング】台風の影響が出始めるのはいつから??

でもご紹介した通り、うねりの多くは低気圧や台風由来で、遠く離れた台風の影響が沿岸に出ることも珍しくないので、注意しましょうね!

 


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