安全に潜るために…ワークショップのススメ

ダイビングにつきまとうリスク。

長く潜り過ぎれば減圧症…

息を止めて急浮上すれば肺の過膨張…

マスククリアが正しく出来ないことでパニクって…

ロストしてテンパって岸とは逆に泳いで…

エア切れして…

 

そんな話はあまり楽しい話ではありませんよね。

しかし、そんなことが起きてしまうのはもっと楽しくありません。

ダイビングを楽しむためにも、リスクを正しく理解することは重要です。

 

なんだかいつになく固く、テキストチックな話をしてしまいましたが…

 

要はサークルのメンバーでダイビングと安全について、年に1回ぐらいは部屋の中で考えてみませんか?というお話です!笑

 

既に取り組んでいるサークルも多いことと思いますが、どうしてもこういう物はマンネリ化してしまうと思うので、今回はいくつかのやり方をご提案したいと思います!

 

講義形式

安全に関して勉強しよう!と言って最初に思いつく方法でしょうか。

お世話になっているインストラクターの方にお願いしてみたり、サークルの中心メンバーが行うことになるでしょう。

ただ、講義形式だと、『今でしょ』と言いながら話に惹きこむのは至難の業で、どうしても参加者は眠くなりがちですね…

 

レポート発表形式

講義よりも全員参加型にしやすい方法ですね。

事前にテーマを示して各自、もしくはグループごとに調べて発表する。

なんだか小中学校の頃の授業みたいですね!

 

グループワーク~サーキュレーション法~

レポート発表は事前の準備が必要なので、どうしても疎かになりがち…

そこで、その場で一気に進める方法をご紹介。

使うのはこんな紙です。

circulation_sheet

①グループ分け
全体を3以上のグループにわけます。

②ブレインストーミング
10~15分間、時間を決めて、ダイビングにまつわるトラブルをみんなで出し合います。
このとき、多少の『ネタ』的トラブルがあっても、楽しむ分にはOK!
~例~
【トラブル】副代表の課題が終わらない
【トラブル】日本国憲法の先生が全然単位くれない
なんて…笑

具体的なトラブルをたくさん出すには、様々な状況を想定する力が求められるので、意外と難しいものですよ!

③解決策の提示
トラブルを羅列した紙を隣のグループに渡します。
隣のグループからもらった紙に書かれたトラブルを解決する方法を考えます。
この時、自グループでは出てこなかったトラブルもあるはずなので、その解決法を考えることが良いトレーニングになりますよ!

④予防策の提示
トラブル、解決法、まで書かれた紙を、さらに隣のグループに渡します。
解決策同様、予防法を考えるわけですね。

circulation

1枚の紙がグルグルと回るのでサーキュレーション、です(笑)

この方法のメリットとしては

  • 全員参加型にしやすい
  • 楽しいグループワークにしやすい
  • 予測不能な要素があるので、型にはまったものになりづらい

ということが挙げられます。

一方でデメリットとしては

  • 誤った解決策が提示される場合があるので、終了後にまとめる必要があり、それが大変
  • 楽しくするために多少のネタはOKだが、行き過ぎると無意味なものになる

といったことが挙げられるでしょうか。

グループワーク~KJ法~

こちらも全員参加型で一気に進める方法です。

5~6人を1グループとしてやると良いでしょう。

①ブレインストーミング
“サーキュレーション法”同様にまずはトラブルを沢山だします。
この際、”サーキュレーション法”では用意された紙に書いていくのに対し、こちらは単語カードにひとつづつトラブルを書いていきます。

②類型
トラブルが書かれた単語カードを共通点があると思われるもの同士、ひとつの山にします。
どの様な切り口で仲間集めをするかはグループによって様々な方法が出て来る事でしょう。
また、どのグループにも属さない単語カードが出てきてもOKです。

③関連性を見出す
それぞれのグループでの関連性を、模造紙上で図で表してみましょう。
AとBは連動する、BとCは相反する、AとDからEになる、といったイメージです!
完成してみると、ダイビングにおけるトラブルの全体像が見えてきます。

④グループごとに共有する
完成した模造紙を発表し合いましょう。
きっと、安全にダイビングを行うためのコツとツボが見えて来る事と思います!

kj

実はこの方法、文化人類学の分野で膨大な情報をどの様に処理するか、というところから生み出された方法です。

そこから発展して、一見関連性の無い断片的なデータから想像的なアイデアを生み出したり、問題解決の糸口を探るためにも利用されています。

説明だけ見てみると、あまり面白くない様に見えてしまうかもしれませんが、実際にやってみると新たな視点が出てきて面白いものですよ!

 

どの様な方法でも間違いは無いと思うので、ダイビング活動が落ち着き、新入生を迎え入れる前の冬から春にかけての時期に、一度改めて安全について考えてみてはいかがでしょうか!?

 


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