水面のブルードラゴン・アオミノウミウシ

画像をひとめ見ただけで惹かれてしまった人も多い事でしょう。

 

ウミウシ好きなら1度は見てみたいウミウシ。

そもそもおよそウミウシには見えないウミウシ。

というより生物にすら見えないウミウシ。

 

今回はそんなアオミノウミウシをご紹介していきたいと思います!

 

どんなウミウシなの?

みなさん、アオウミウシはご存知のことと思います。

最もポピュラーといっても過言では無いウミウシですね。

 

ミノウミウシというグループもご存知かと思います。

フサフサしたまさにミノをまとったようなウミウシたちですね。

 

そんなポピュラーな名前の組み合わせなので、名前だけ聞くとありきたりなウミウシかと思ってしまいますが、アオミノウミウシは、他のウミウシとは一味違うんです!

 

外見

まずなんといっても見た目の美しさ。

華麗に羽ばたくかのようなフォルムと絶妙な紺色は、見る人を魅了します。

 

環境

普通ウミウシと言えば岩場や砂地に這いつくばっているイメージですが、このアオミノウミウシは違います。

なんとその生息環境は水面。

つまり、水面をプカプカと漂っているわけですね。

 

消化器に空気を入れ、水面側に身体のお腹側を向けて浮遊します。

そのため、よく見るアオミノウミウシの画像は全て身体の表側と裏側がひっくり返った状態です。

 

食性

水面には通常ウミウシが食べる海藻やコケムシなどはもちろん存在しません。

そのためアオミノウミウシが食べるものはと言うとクラゲです。

 

それも、毒クラゲ専門!

中でも猛毒で有名なカツオノエボシが大好物なんだとか!(※厳密にはクラゲではなくヒドロ虫ですが)

他にもギンカクラゲなどの毒クラゲを好む様です。

 

クラゲに関してはコチラも要チェック!

海月〜クラゲ〜

 

毒性

ウミウシに毒というのはあまり聞いたことが無いかもしれませんが、アオミノウミウシには毒があります。

それも、自分で毒を生成しているのではなく、食べた毒クラゲの刺胞を自身のミノに保存する、という変わった生態を持っています。

 

食べたもののスペックを自分のものにしてしまうだなんて、漫画の様な話ですね!

 

水面にいるため簡単にすくうことが出来てしまいますが、うかつに素手で触ってしまうとミノから刺胞を発射されてしまいます。

実際、オーストラリアの海岸で大発生した際には多くのサーファーがアオミノウミウシの刺胞による毒の被害を訴えたそうなので、注意が必要です。

 

どこで見られるの?

世界中の温帯・熱帯の海域に分布しています。

特に大西洋に多い様ですが、日本でも沖縄方面や小笠原諸島、八丈島などで観察されます。

 

ただし外洋性なので普段はなかなか見ることができません。

偶然沿岸部に流れ着いたものが観察される、ということですね。

つまりいわゆる”レア物”に分類されるウミウシと言えると思います。

 

日本で観察したい場合、5月から6月にかけての八丈島が最も可能性の高い場所と言えるでしょう。

 

お気づきの通り水面を浮遊する生物なので、ダイビング器材は必要ないのでは!?

と思ってしまいますが

まぁ…

そうですね…

ほら、他のウミウシも楽しみたいですし!(笑)

 

ダイビング中のウミウシ探しも楽しいですが、エントリー前、エキジット後も油断大敵、もしかすると素敵な出会いが待っているかもしれませんよ!

 

【画像提供】

八丈島ダイビングショップ アラベスク・小金沢昌博さん

 

 


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