タラバガニはカニじゃなかった・・・!?せいぶつ部~カニ~

今週のテーマ【カニ】

タラバガニってカニじゃないの!?

多くの人がカニだと思っているタラバガニですが・・・実はカニじゃないんです。

「どう見たってカニじゃん!?」

おっしゃる通りだと思います。

多くの人は甲殻類というと見た目から大雑把にカニとエビに分類します。

 

しかし!!タラバガニは分類上ではエビでもカニでもなく

どちらかというとヤドカリの仲間に分類されます。

 

ということで、今回は甲殻類について勉強していきながら先週の生物について振り返っていきたいと思います。

 

そもそもカニってなに!?

僕らが食べたりダイビングで観察したりするエビやカニは、体が硬い殻に覆われていて足が10本ある十脚類というのに部類されます。

この十脚類には何があるかというと以下の3種に分類されます!!

①尻尾の長い長尾類

→エビ

 

②尻尾の短い短尾類

→カニ(このタマゴを支えてるのがカニの尻尾の部分です)

 

③尻尾が左右に曲がっている異尾類

→ヤドカリ、カニダマシ、コシオリエビ(確かに貝殻の中ではヤドカリの尻尾は曲がっているはず)

 

→つまり、「カニは尻尾の短いエビ」といっても過言ではないでしょう!

 

そして何やら新しい呪文のような単語が出てきましたね。
それを解説していきましょう!

 

尻尾が左右に曲がる異尾類!?

ヤドカリなんかは確かに貝殻背負ってるからわかりやすいですね。

納得できます。

 

ちなみにタラバガニは貝殻を背負っていないけど、ホンヤドカリ上科の中のタラバガニ科に属します。

昔はタラバガニ科なんて分類はなかったそうで、完全にヤドカリの仲間だったそうです。

今もあまり変わりませんが(笑)

 

さて、では初めて聞く方もいらっしゃるカニダマシやコシオリエビといった異尾類を見ていきましょう!

実はとっても簡単に見分ける方法があります。

 

【カニダマシ】

岩礁や転石下だったり、はたまたウミエラやイソギンチャクといった刺胞動物と共生しているものもいます。

1本目の足が完全なハサミ状になっていてかなりカニに似ている形をしています。

 

【コシオリエビ】

浅場から深海まで幅広く生息します。

石の下や海藻の中に隠れるものがいたり、ウミシダを宿主とし隠れ住む種もいます。

 

第1脚の先の方が完全にハサミ状になっており、どちらかというとエビに近い形をしています。

 

言われてみるとコシオリエビもカニダマシもダイビング中よく見かけるし、割とどこにでもいるので、見たことあった方も多かったのではないでしょうか!!

 

さて、カニとの圧倒的な違いに気付きましたでしょうか?

 

異尾類は足の本数で見分けろ!!

よく見て下さい。カニダマシもコシオリエビもハサミまで入れて足が8本しかありません。

それに対してカニはハサミまで入れると10本あります。

この足の本数でカニか異尾類かを判断することが出来ます。

 

これならとっても簡単ですね!誰でも見分けることができます。

 

ここで疑問が出てきます。

あれさっき足が10本あるから十脚類って説明しましたよね?

 

そうなんです。

実は異尾類も足が8本しかないわけではなく、10本目が非常に小さく見えなかったり折り込まれていたりするだけなんです。

なので正確には足が10本あるけど見える足は8本だけということになります。

 

練習問題:どっちがカニでしょう!?

答えは右でした!!

ちょっとひっかけ問題になってますが・・・

右のカニは奥側の足が1本とれてしまっています。

水中ではよくケンカや捕食者に襲われ足を失ったカニがよくいます。

それに惑わされないよに両側の足を見て判断すると確実でしょう!

 

タラバガニは足が8本かにではないことは、みなさん理解頂けたのではないでしょうか?

もしタラバガニが本当のカニで足がもう1本「あっタラバ」なんてね。

 

では先週1週間のせいぶつ部の投稿を見ていきたいと思います。

 


【ミズヒキガニ】

まるでクモ!?いえいえ立派なカニです!!
4番目の足を水引のように上げているのでこの名前が付きました。
4本目の足の先はハサミになっていてこれにガヤや写真のようにアヤニシキをくっつけて、擬態&威嚇してきます。
ニョキっと伸びた目はまるで地球外生命体です(笑)#せいぶつ部

 

【アサヒガニ】

まるでふんどし姿のお相撲さん!!
アサヒガニは特徴的な形から人気のカニですね!
普段は砂の中から目だけを出して周りをキョロキョロしています。
同じ砂地に潜むカニにカラッパ系もいますが、アサヒガニの方が砂地奥深くまで逃げ込むので発見の難易度は星5つレベル!!#せいぶつ部

 

【コノハガ二】

コノハガにはロープを探せ!
春先の透明度が低く、生物が少ない時期に何度救われたことだろうか。
この種は海藻の中に身を潜めているので、春から初夏にかけてガイドロープに付いた海藻を探せばかなり高確率でついてます。
特徴的な形と色も赤や緑とキレイなことが多いです。#せいぶつ部

 

【イソコンペイトウガニ】

金平糖のようなトゲトゲボディ!!ソフトコーラルのトサカ類の上で生活します!
擬態のためにはトサカを切って自分の体につけてしまうことも。だからトゲトゲしているんです。
このカニを探すときは、そんなポリプの切り取られたトサカを探しましょう!!#せいぶつ部

 

【イボイソバナガニ】

まるで芸術品!!
非常に動きが遅くこの見た目からはとても自然の生物には見えません。
砂地や岩場から生える黄色く細長いムチカラマツに隠れています。体も大きいので見つけやすいです。
他にもガラスハゼやエビ類も多く隠れているので、ぜひ探してみてください!#せいぶつ部

 

【アカホシカニダマシ】

カニダマシっ!?この名前を聞いたときにカニなの?って思った方、正解です!
実はカニダマシはカニではなく、どちらかというとヤドカリの仲間になります。
甲殻類はカニ、エビ、異尾類という3つに分類されます。
さあ、そのへんは次回のまとめで解説しましょう!!#せいぶつ部

 

【ベニツケガニ】

THEカニ!!まさに一番よくみるカニの種類です!
若いうちは赤っぽく、徐々に茶色になっていきます。
食欲は旺盛で何度かソラスズメダイの卵や多種の卵を食べている光景を目にしました。
もちろん生息は岩礁地帯で岩の隙間を探していけば見つけることは簡単でしょう!!#せいぶつ部

 


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