「ダイビング業界で働くってどうなの?」

そんな学生ダイバーの疑問に答えていくこの企画も今回で4回目。

今回はなんと!ダイビング雑誌や島雑誌などの連載でも目にすることの多い、自然写真家の関戸紀倫さんにお話を伺います!

写真家というと常に紙面で目にする存在。
個人的に、ことダイビング業界においては芸能人に近いような感覚です。

写真"家"というぐらいなのでやっぱりアーティスト気質なのかな…

そもそも写真家さんの仕事の流れって知っているようでし知らない…

ということで、皆さんと同じく僕自身も新鮮な気持ちでお話を聞いてきましたよ!

関戸 紀倫
1988年7月6日生まれ。フランス人の父、日本人の母の間に東京で生まれる。
生まれて間もなくパリに移り、10年間フランスで生活。その後帰国し、沖縄県でインストラクターとして活動。その後、2年間オーストラリアにてガイド経験をした後、オーストラリアを一周することに決め、車とカメラを購入し写真に専念する。
帰国後は水中写真や陸の風景写真をメインに、世界の美しい自然を写真という形で伝えるフリーランスのカメラマンとして活躍中。
近年は映像作品も多く手がけ、映像クリエーターとしても撮影、編集なども行なっている。

きりんさんにお話を伺えること以上に、タイミングよく都内にいらっしゃるタイミングでラッキーでした!
取材は数か月後になることを覚悟してました…確かこの先もお忙しいんでしたよね?

きりんさん
いやいや、なんだかんだこっちにいることも多いですよ!
確かにたまたまこの先は怒涛の海外で、エジプト、ケアンズ、オーストラリアと続くんだけどね~

やっぱり話の規模が違いますね…(笑)

きりんさん
で、今回の企画って、ダイビング関係の仕事ってどんなことをやってるか、みたいなことを話せば良いのかな?

そうですね!
正直に言ってしまうと「やりがいとお金ってトレードオフ」みたいな固定概念があると思うんですが、それを正面から否定しても仕方ない。
だったらダイビング関係で働いている人の姿を発信していくことで、何か気づきが生まれたらなと!

きりんさん
その固定概念はぶち壊したいなーやりましょうやりましょう。

さすがきりんさん、ノリノリで話を始めてくれました。

子どもの頃に感じた自然の魅力が原点

インタビューでお邪魔した事務所

まずはきりんさんの生い立ちというか、写真家になるまでを伺っても良いですか?
確かお父さんがダイビングインストラクターで、写真家でしたよね?

きりんさん
はい。
なので小さいころからアフリカのナミビアとかガラパゴスとか連れて行ってもらって、自然ってスゲーな、っというのは刷り込まれてましたね。

最初から話の規模が…(笑)
やっぱりお父さんの影響もあって子どものころからダイビングも?

きりんさん
いや、全然。
初めて親父に潜らされたのが式根島だったんですけど、その日はたまたま透明度も悪くて、しかも親父、結構粗い性格なんで弟と2人で海に放り込まれるような感じで、まあ楽しくなかったですね(笑)

意外ですね

きりんさん
辛いしきったねーし、なんだよこれ、って感じでした(笑)
そのあと講習も途中までやらせてもらったんですけど、英語だから無理!ってそのままになってました。
当時英語は喋れなかったので。

でもじゃあなんでまたダイビングの世界に?

きりんさん
色んなものに興味があって、色んな仕事をやってたんです。
でも20歳の頃、このままじゃダメだって思ったんですよね、夢を持ってなくて。
で、なんでかはわかんないんですけど、子どもの頃見た自然を伝えたいって気持ちが出てきたんです。
あーゆー風景を伝えて、お客さんが喜ぶ顔を見れたら楽しいだろうなって。
それで、どこで見つけたかは忘れちゃったけど、都内のダイビングショップの求人見て、これだ!これしかない!ってなりました。ライセンスも持ってなかったのに。
履歴書持って、スーツで行きましたね(笑)

すごい行動力ですね。

きりんさん
当時のオーナーには「お前ここダイビングショップだけど大丈夫か?」って聞かれましたよ(笑)
それでも、インストラクターになりたいです!って雇ってもらいました。

それで雇っちゃう方もなかなか凄いですね…

きりんさん
確かにね、本当にありがたい。
そのあと、沖縄店も手伝うようになって、その頃インストラクターに
沖縄店で3、4年やったあと、英語を覚えたくてオーストラリアに行かせてもらいました。
オーストラリアでは1年半ほどガイドをやって、最後は稼いだお金全部つぎ込んで、車と一眼買って、オーストラリア一周しましたね。

※一眼:一眼レフカメラ

一度これと思ったら突き進む、きりんさんの熱さの原点を感じた気がします。

ただ、ここまで写真の話はほとんど出てきません。
写真家としての原点はどこにあったのでしょう。

ここまで特に写真の話は出てきていませんが、どのタイミングから写真は撮り始めたんですか?

きりんさん
沖縄の頃ですね。店のブログ用に。コンデジ持たされて、ブログ用に撮ってこい、って。

※コンデジ:コンパクトデジタルカメラ。いわゆる普通のデジカメ。

ということは、最初から写真に興味があった、とかではないんですね?

きりんさん
そうそう、別に特別写真が好き、とかでは無かったですね。
ただ、オーナーが写真めちゃめちゃ上手で、どうやったらこんな写真撮れるんだろう、って試行錯誤は常にしてました。負けず嫌いなので。
そうしたら、オーストラリアに行った頃には結構自信を持てるようになってましたね。

写真家になる様な人は、最初から進んでカメラを持つもんだと思ってました。ちょっと意外です。

きりんさん
オーストラリアにいた頃から頭の片隅にプロってのが出てきましたね。
たまたま越智さんがクルーズ船に乗ってきて、越智さんに「どうやったらプロになれるんすか?」みたいな恥ずかしい質問しちゃったり(笑)

※越智さん:越智隆治さん。クジラなど水棲哺乳類の撮影で著名な水中写真家。

きりんさん
でもあくまで夢はダイビングショップだったんですよね。
ただ、オーストラリア一周中に耳をやっちゃって。
インストラクターが引率中に耳やっちゃったら笑えないなと。
自然を伝える、というために残された手段は写真しかない、やってやろ!って決断しましたね。

なるほど。ショップを開くことが夢ではなく、あくまで自然を伝えることが夢、と再認識したということでしょうか?

きりんさん
そうですね。
で、帰ってきて1年ぐらい、耳のこともあったんで潜れなくて、その間ひたすら営業しましたね。あれ?潜れないのにどうやって営業したんだろう?(笑)
まあでもそしたら、1年後にある旅行社さんからトンガ行ってクジラ撮ってきて、って言われたんですよね。

相変わらず凄い行動力…

きりんさん
クジラの撮影ってタンク背負わないんで水面からかーなんて思ってたんですけど、現場に立ったらそんなわけない。
潜らなきゃ撮れないじゃん!って。
耳の不安も少しあったのですが、そこで何か、リミッターが外れたような感じはありましたね。

子どもの頃に見た素晴らしい風景を伝えたい、そうと決めたらインストラクターの道に突き進む。
インストラクターの道を諦めることになっても、別の方法からアプローチする。

ともすると、目的と手段はいつのまにか入れ替わってしいがちです。
しかし、そうではなく、自分が決めたことを貫く。

お客さんを直接ガイドすることも、写真を撮ることも、自然の素晴らしさを伝えるという意味ではどちらもツール。

そう考えると自然な流れなのですが、写真家というとどうしてもアーティスティックなイメージがあったので、自分の置かれた状況に適したツールを選んだだけ、というお話が、とても新鮮に感じました。

写真家の仕事とは

きりんさんの写真はいつもダイナミックでカッコイイ

写真家の方の一般的な”仕事”について改めて教えてください。

きりんさん
基本的にはご想像の通り、雑誌社や旅行社さんからオファーが来て、ロケに行きます。
中にはこちらから企画を持ち込むこともありますね。色んなとこに行きたいですし、写真も撮りたいので

依頼を受けてロケに行く時は、あそこの海でこんな写真を撮って来て、みたいな感じでしょうか?

きりんさん
中には細かく指定される場合もありますが、基本的には細かく指定はされません。
あまり出来すぎたシチュエーションでも嘘みたいになっちゃうので。
僕の場合は「その場所に行ってみたくなる」という写真を撮ることだけを心掛けています。

でも写真家の人がロケに行くと、なぜかマンタが出たり、透明度が良くなったり、そんな話をよく聞く気がします。

きりんさん
そうですねー。前にガラパゴスのイザベラ島ってとこにロケに行った時の話。
本来は少し冷たい水で、プランクトンが多くて透明度もせいぜい15mって海なんですけど、その時に限ってエルニーニョ現象で水温が普段より6℃も高いし、なぜだか透明度も30m以上あって、めちゃめちゃ良い写真撮れちゃったんですよ。
この写真見て来年来た人が、いつものイザベラの海を見たら、期待値が上がっちゃってる分がっかりさせちゃうかもな、なんて困ったこともありました。

150%が出ちゃったんですね(笑)

きりんさん
あとは、ガイドの方がいつも以上に気合を入れて、普段はあまり行かないような場所に連れて行ってくれる場合があって、そんな時も嬉しい反面、ちょっと困ったりもします。
そこで撮った写真の光景を見に行くことが出来るのは限られた人々だけだったりするので…

「行ってみたいと思ってもらう」そして「実際に訪れてもらう」ことを常に念頭に置いているからこその悩みですね。
他にも何か写真を撮るからこそ難しいということはありますか?

きりんさん
本来のルールから逸脱している(かのように見える光景)が映り込んじゃう時とかですかね。特に動画がそうですね。
この前も石垣島でマンタの動画を撮影した時、別のチームで根の上に上がってしまっているダイバーが映り込んじゃって。
これってルール違反なので、その部分は使えなくなってしまいました。
発信する側として、そういったものは発信できないですから。

※石垣島の川平湾でマンタを観察する際は、マンタが回る根には登らないことがルール

実際に自分の写真を見た人々が同じ場所に訪れる時のことまで常に考えているわけですね。
「行ってみたい」と思ってもらえる写真を撮るために、心掛けていることなどはありますか?

きりんさん
これは僕のスタイルの話にもなってきますが、ワイドの中でもワイドに撮る、ということですかね。
いかに行ってみたいと思ってもらうか、を考えると、普段通る場所よりさらに数m引いた場所から風景を見ると、そこにダイナミックでカッコいい光景が広がっていることが多いです。
このGULLさんのカタログ、サイパンのグロットの写真なんかもそうですね。

2019年のGULLのカタログではきりんさんの写真が多数掲載されている

きりんさん
GULLさんは僕がカタログの写真を撮るようになってから写真の量を増やしてくれたり、大きさも大きくしてくれたり、こういうのは嬉しいですよね。
一歩下がることで、人の目で見えているのに近い光景が見えてくるのかもしれません。
僕は、フィーリングで、その時見えた光景を撮影していこうと決めています。
そのためにも、初めて潜る海で手に取るのは必ずワイドのカメラ。
透明度が5mもあればワイドで撮れるので。

透明度5mでワイドというのは凄いですね…それも含めてきりんさんはすべて独学なんでしたよね?

きりんさん
そうですね。誰かに弟子入りするということはしなかったです。
普通は5年とか修業してから、なんでしょうけど、僕の場合3年ぐらいでポンっと出てきた。
だからどう思われてるかわからないけど。(笑)
誰かに教わったこと、しいて言うとすれば、親父に教わった「手は切るな。」以上!って感じですかね(笑)

手は切るな?

きりんさん
あるはずの物を切らない、いらないものを入れない、みたいな話ですね。

画角に、ということですね。

きりんさん
そうそう。こんな調子だから、他のカメラマンさんと話すときは気を付けますよ(笑)それしらねーとかなりそうで(笑)
写真家だったらカメラは2台持って入るのが当たり前、なんて話もありますけど、僕は基本的にはやりませんねー

そうなんですね。

きりんさん
生物にあんまり興味が無いからワイド、ってのもあるんですけどね(笑)
目の前のスゲーって光景をそのまま伝えたいんです。
そしてダイビングに興味を持ってもらって、実際に潜って見てもらって…
そうすると今度はこの美しい光景を守りたいって思ってくれるはず。

環境保護にも目を向けてほしい、ということでしょうか。

きりんさん
そうです。今、地球、ヤバい。
ダイバーは普段から見ているからよく知っているし意識も高い。
でもダイバーだけだとその中で終わっちゃうんですよね。
だから僕は、ノンダイバーの人にも伝わりやすい、スゲーって光景を伝えていきたいんです。
そうしてダイビングを知ってもらい、海の中を知ってもらい、最終的に自然の素晴らしさを知ってもらって…そこから環境問題に気付いてほしいですね。
そこまでを出来ることが写真家としてのやりがいであり、僕が伝えていきたいものの本質でもあります。

環境について考えてほしい、となるとストレートに環境が破壊されている様子を伝えるという方法もありますが?

きりんさん
やばい状況を伝えても刺さらないと思うんですよね。死んでるサンゴ映したところで、見たことない人は元々の状態のイメージが出来ないですし。
綺麗なものを見ないと守りたいとは思えないですよね。
だから綺麗なものを綺麗なまま伝わるように、伝えたいんです。
綺麗な画を見せて、守ろうよって方が見てる側も気持ちいですし。
汚い画を見せても、見た人はちょっと落ち込んで、俺に出来ることは…んー。。。ないな。で終わっちゃう。
気持ちよく見終わって、明日から水筒にしよう、とかね。
そういうのに繋がっていくような作品を作って行きたいです。

確かにその通りですね。
ということはもしかすると、きりんさんにとって写真が自然を伝えるツールだったのと同じように、ダイビングはあくまでツールで、ダイビングじゃなくても良かったということでしょうか?

きりんさん
まあそうかもしれないですね。
ただ、陸のことはそれこそ世界中で色んな人が発信してる。
でも、海の中のことは僕たちダイバーしか見ていない。それこそ学者さんとか、何年潜ってないんですか?って人もいますし。
だったら海に潜ることのできる僕らが、伝えていかなきゃいけないと思っています。
日頃から潜っている僕らが伝えた方が、説得力もあると思いますし。

水中写真家ではなく自然写真家と名乗っているのにも関係が?

きりんさん
そうですね。水中写真家って言うと、水中しか撮らないみたいに聞こえちゃうんで。
水中しか撮らないのも凄いことなんですけど、少なくとも僕は、将来的には水中以外のこともやって行きたいと思っています。とはいえまずは水中から、と思っていますが。

仕事についてというテーマなのでもう1つ、写真家の仕事の魅力ってどんなところでしょう?

きりんさん
んー、ありきたりだけど色んな所に行けるところ?(笑)
まあそもそも仕事って感覚やってないんですよね。
僕にとって写真がお金を稼ぐためのツールだから、仕事と言われれば仕事なんだけど。
あくまで僕の生き方

素晴らしい自然を伝えるためのツールが写真、そしてそれがお金を稼ぐツールにもなっていた。だから仕事という感覚ではなく生活の一部、ということでしょうか。

きりんさん
まさにその通りですね。

素晴らしい光景を伝えたい、そのために選んだツールが写真であったように、素晴らしい光景を守って行きたいということを伝えるために選んだツールがダイビングだった。

そして、写真がお金を稼ぐツールにもなっていたことから仕事ではなく生き方、という表現になるのでしょう。

これは僕の話になってしまいますが、好きなことをやるって大変そう、なんて言われることが良くあります。
しかし、当の本人はそこまで深く考えておらず、やりたいこととお金を稼ぐことが一致しているからやっている。
だから仕事ではなく生活の一部、という考え方には凄く共感できました。

写真家なのに動画に注力?

最近はYouTubeなどで動画も積極的に発信しているようですが、この辺りについてはどうでしょう。

きりんさん
YouTubeやドローンなど、時代の先端の物はフォローしていきたいと思っています。
5Gのこともあるので、時代はこの先絶対に動画になりますからね。
それに、残念ながら写真の価値がかなり落ちてきてしまっているということも言えます。

※5G:日本では2020年頃導入予定の第5世代移動通信システム。通信速度が飛躍的に向上し、遅延もほとんど無くなると言われている。

価値が落ちてきているというと?

きりんさん
写真は素晴らしいものですし大好きですけど、今や誰でも気軽に、そしてクオリティーの高い写真が撮れる時代です。
これは水中でも同じこと。
一方で、動画はまだ少し誰でもという域には達していません。
動画を撮ることは簡単でも、それを編集まで行うのは大変ですから。
また水中の場合、写真以上にダイビングスキルが必要になることも言えます。

なるほど。これも、あくまでツールにはこだわらず、その時その時ベストなツールで自然を伝えていきたい、ということでしょうか。

きりんさん
その通りです。ただ、動画の場合は保存にお金がかかって仕方ないですが(笑)
半年に1回ぐらいは12TBのハードディスク買ってますよ。
それも3,4年すれば壊れてしまう可能性が出てくるのでバックアップも買って…と、本当にお金がかかります。

そんなに!でも本当に、時代は動画ですよね。

きりんさん
はい。そして、今は動画が最も色んな人に伝えやすいツールだからこそ、ダイバーにしかわからないマニアックな内容だけではなく、ノンダイバーの方に届くような内容にしたいと思っています。

マニアックになりすぎないようにする?

きりんさん
そうです。カエルアンコウの動画とかUPしても、ノンダイバーの方は興味を示しませんから(笑)
まず陸から始まって、準備や観光とか、それこそ山登りだったり、カフェに行ったり、その中にダイビングが入ってるってぐらいの方がノンダイバーには伝わると思っています。
僕らが好きなものを一般の人に見せたところで食いつきは無いので。

発信する時って、どうしても自分が楽しい、凄いと思うものを発信したくなってしまいますが、そういう受け手視点は重要ですよね。

きりんさん
最終的にダイビングに興味を持ってもらうために、敢えてダイビングの要素は減らしています。
そして、先ほども言ったように、ダイビングに、海の中に興味を持ってもらい、実際に自分の目で見てもらうことによって、素晴らしい風景を守りたい、という気持ちを持ってくれればと思っています。

目的のために、ツールは選ばないという点が本当に一貫しています。
そして、ツールだけでなく、どんな表現をするかというソフト面でも同じことが言えそうです。

自然に、ダイビングに興味を持ってほしいからこそ、ノンダイバーに伝わりやすい表現をする。ダイビングの要素を減らす。

本当は伝えたいはずの要素を敢えて減らすというのは物凄く勇気のいることだと思います。
しかし、ここまできりんさんの話を伺ってみると、きりんさんにとっては自然な流れなのかな、と感じますね。

学生に向けて

最後に、学生に向けて伝えたいことを教えてください。

きりんさん
まずはやり続けること、ですね。何事も初めからうまくいくわけはないので。
これ、と決めたら突き進んで欲しいです。そして決めたことを続けるためには、なんでもやる
僕も昔は、自然とは関係ない、民泊の物件撮影とかやってましたから(笑)

やりたいことをやるために、それだけにこだわるだけでなくなんでもやる。
一見矛盾しているようで凄く大事な考え方ですね。

きりんさん
最近の若い人は1つのことが続かないってよく言われますよね。
僕の動画だって陰では誰かが、あいつは写真をもう諦めたのかって言ってるかもしれません。
でも、僕がやりたいことは写真でナンバー1になることではなく自然の素晴らしさを伝えること。ツールが変わっただけなんです。
もちろんこれからも写真は撮り続けますよ。

はい、その考え方は今回のお話の随所に出てきていました。

きりんさん
1年2年でやめるのだって悪いことじゃ無いけど、何か1つ芯を持っておくことが重要ですよね。
あとは、これをやるんだって言い続けること。
僕の場合、写真家だって自分で思っているだけじゃ誰も気づいてくれない。
写真家ですって言い続けることで、周りが気づいてくれて、最初は応援だけしてくれていた人からも、次第に仕事をもらえるようになりました。

なるほど。一方で、やりたいことが見つからないという声も多く聞くように感じます。

きりんさん
そんな人は色んな場所に行き、色んな人と会って話すと良いのではないかなと思います。
欧米の大学生とか、みんな1年ぐらい休学してバックパッカーやりますよね。
あの時間ってすごく重要だと思うんです。
色々目にしているうちに、あっ俺これ好きかもってのが絶対見つかるはずです。
だから、学生には旅とかもどんどんしてもらいたいですね。

そういう意味では、きりんさんの動画はダイビングだけでなく旅自体にも行きたくなるような動画ばかりですよね。

きりんさん
そう感じてもらえると嬉しいです。
よく考えるとダイバーって旅に出やすい環境かもしれませんね。
なんの目的も無いと行き先選びから困るかもしれませんが、ダイバーであればひとまずダイビング出来るところ、というだけでも国内、海外色々と行ってみたくなると思うので。

そうですね!しかもダイビングショップには様々な背景を持った人がたくさん集まっている。
仲間内で潜るのも楽しいですが、学生ダイバーだからこそ1人でいろいろな所に潜りに行くのも良さそうですね。

きりんさん
旅だけでなく、なんでも色々やってみれば良いと思うんですよね。
1つ1つ本気で取り組んで、自分のモノに出来ていれば、必ずいつか役に立つ時が来るので。
俺なんか10代の頃とび職とかもやってましたからね(笑)
そこで覚えたロープワークがオーストラリアで役に立ったり。
だから今までやってきたことは何一つ後悔していません

すごく共感できます。
いつかは役に立つ日が来るんだ、と構える必要は無くて、嫌になったときにいつかは役に立つはずだから、とちょっとだけ頑張ってみる、みたいな。

きりんさん
そうそう!そうやって過ごしているうちに、自分なりの”生き方”が見つかってくるんじゃないですかね。

そうですね!
今日は本当にありがとうございました。

 

やりたいことを貫く。
こう言葉で聞くと、自己啓発セミナーで出てきそうな言葉で、物凄く高い意識を持たなければいけない様にも聞こえてしまいます。

しかし、きりんさんにお話を伺ってみると、あくまで自然体で
やりたいからやってるだけだよ?
というスタンスの様に感じたことが印象的でした。

でも、やりたいことが見つからない、という皆さん、きりんさんの動画を見て、旅に出てみるのも良いのでは無いでしょうか!?

きりんさんのことをもっと知りたい方はこちらから!

HP:https://www.wildkirinphotography.com/
https://www.facebook.com/wildkirinphotography/
https://www.instagram.com/wildkirinphotography/
https://www.youtube.com/channel/UCdjN9oJfU1snw-ILOf0vFqA

~次回予告~

次回は水中レポーターの稲生薫子さんにお話を伺います!

~バックナンバー~

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