よく僕は『ポケモンっぽい』なんて紹介の仕方をします。

ひらひらと伸びるヒレを身にまとい、ゆっくりと優雅に泳ぐ姿が美しいミノカサゴ

 

みなさんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

 

ミノカサゴが優雅に泳ぐのにはワケがあります。

実は彼らの背びれには鋭い毒針がついているんです!

つまり襲われても大丈夫な自信があるからこそ優雅に泳いでいるのですね。

涼太
いつでもかかってこいや!
綺麗な見た目に騙されたらいけませんね(笑)

優雅な理由は毒にある!?

ミノカサゴにダイビング中に刺されてしまうことは考えづらいですが、執拗に追いかけたりすると人が相手でも向かってくることがあるそうです。

万が一刺されてしまうと激痛とともに患部が腫れ上がり、めまいや吐き気を催すこともあります。

毒自体で死に至ることはまず無いそうですが、ダイビング中のめまいは非常に危険ですね。

動きがゆっくりかつ美しいので、写真の被写体にはもってこいの魚ですが、必要以上に刺激しないように気をつけましょうね!

 

それでも刺されてしまったら…

患部を真水で洗い、棘が残っていた場合にはピンセットなどで取り除きましょう。

そして出来れば毒を絞り出した上で患部を火傷しない程度(40~45℃)の熱いお湯に1時間ほど浸けます。

ミノカサゴの毒は不安定なタンパク質なので熱に弱く、痛みが和らぎます。

もちろん医師の診察を受けることも忘れずに!

ライオンフィッシュ

みなさんライオンフィッシュって聞いたことありますか?

いかにも強そうな名前。実はミノカサゴの英名です。

広がったヒレがライオンのたてがみのように見えることからこのような英名がついています。

ライオンフィッシュという名で毒を持ち優雅に泳ぐ。

少し名前負けしてしまってい気もしますが、他にも英名にインパクトがつきすぎてる魚がいっぱいいます。

涼太
にしても直球ドストレート。アメリカっぽいw

 

例えばバッファローフィッシュ。

バッファローフィッシュと聞いてどんな魚を想像しますか?

いかにもいかつそうな名前ですね。

バッファローフィッシュの和名はカンムリダイという魚です。

確かにバッファロー・・・(笑)

顔の形やいかつさは本物のバッファロー顔負けです。

こんなのが突然ダイビング中に現れたら少しびっくりしてしまいそうです。

 

他にも英名だと印象が変わる生物がいっぱい。詳しくはこちらから

ミノカサゴとハナミノカサゴ

さて、ミノカサゴには非常に良く似た仲間、ハナミノカサゴがいます。

ハナミノカサゴの方が南の魚で伊豆のダイバーは「海にハナミノカサゴが出たらもう夏だな。」なんて言う人もいる魚です。

魚から季節を感じるって素敵ですよね(笑)

カゴカキダイなんかも伊豆の海の夏を象徴する魚の1つです。
季節来遊魚についてはこちらから

逆に、ミノカサゴは南の海では珍しい魚。

具体的には、紀伊半島を境に東(北)側ではミノカサゴが優勢、西(南)側ではハナミノカサゴが優勢になる様です。
そういえば沖縄でミノカサゴは見たことが無いような。

伊豆ダイバーが沖縄に潜りに行くと、普段は目にしない魚たちに心踊らされますが、普段僕らが当たり前に見ている魚も、沖縄で潜っている人にとっては珍しい魚に。
当たり前と言えば当たり前ですが、なんだかちょっと不思議な気分ですね。

何が違うの?見分け方!?

そんなミノカサゴとハナミノカサゴですが、見分け方は分かりますか?

1番有名なのはヒレの模様です。

こちらがミノカサゴ

 

こちらがハナミノカサゴ

見比べると一目瞭然。

尾ヒレや背びれにドット模様がある方がハナミノカサゴです。

他にも特徴はあります。

ハナミノカサゴはアゴの下からお腹にかけて模様があるのに対し、ミノカサゴはありません。

ざっくり言うと、なんだか模様がド派手だなーと思ったらハナミノカサゴですね!(笑)

 

せっかくなのでもう少しマニアックに。このズームした二つの写真から区別できますか?

ヒレの模様や顎の下の模様は見えません。

ではどこで判断するのか。

 

目の上に角のようなものがあるのがおわかりいただけますか?

 

これを皮弁といいます。

そしてハナミノカサゴは長く、ミノカサゴは短くなっています。

 

正直僕も皮弁で判断したことはありませんw

しかし、ヒレでの判断はダイバーだったら知ってる人も多いでしょう。

ちょっと魚知識で自慢したいときに使ってみてください(笑)

チャンスはナイトダイビング!?

優雅にゆっくーり動くミノカサゴではありますが、俊敏に動けないわけではありません。

ナイトダイビングでミノカサゴやハナミノカサゴを見つけたらチャーンス!!

捕食シーンを見れるかもしれません!

夜行性であるミノカサゴは、ライトに集まった小さなエビや魚を食べに来ます!

 

ミノカサゴを見つけたら、近くにミノカサゴの口に入りそうなサイズの小魚を見つけましょう。

その魚をライトで照らし続けていると、ミノカサゴがゆっくーり近寄ってきます。

そして、徐々に顔を下に向け始めたら臨戦態勢。

次の瞬間にはバクっと...

食べる瞬間は他の生物かと思うくらいのスピードが出ます。

是非、ナイトダイビングで見つけた際はぜひ時間をかけて観察してみてください!

 

こぼれ話

この記事を書こうと思っていた矢先、大瀬崎の先端で偶然ミノカサゴとハナミノカサゴが同じ場所に・・・

その場で本物を目の前に比べられることって意外にないんじゃないでしょうか?

カメラを持っていなかったので、その時一緒に潜っていた学生ダイバーの子に必死に撮ってとジェスチャー。

透明度が悪い中、なんとかと撮ってくれました。ありがとう。

少しテンションが上がってしまったお話でした(笑)

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