最終更新日:2018年2月23日

 

ガラパゴス。

それは他の大陸と一切接触を持ったことがなく、絶海の孤島に浮かぶ島。

そこは、独自の進化を遂げた生物たちの楽園でした。

 

ダーウィン研究所があり、世界自然遺産にも登録されているガラパゴス諸島。

ガラパゴスのように地球が生まれて46億年、一切大陸に繋がったことのない島が、この日本、東京都にもあるのを知っていますか?

 

それが「東洋のガラパゴス」と呼ばれる小笠原諸島なんです。

 


日本で最も遠い島!?

さて、そんな絶海の孤島群、小笠原諸島がどこにあるのかといいますと、東京から南に伊豆諸島を越え、さらには黒潮を越え1000キロ進むと

小笠原諸島に辿り着きます。

 

地図を見るとホントに何もないですね(笑)

四方八方を海に囲われています。

 

ちなみに…

東京から1000キロ西に進むと鹿児島県、北に進めば日本海を越え、ロシアに辿り着いてしまうほどの距離です。

 

確かに遠いです。遠いですよ。

でも北海道とか沖縄の方が遠いじゃん。

 

そうなんです。小笠原がなぜ日本で最も遠い島と言われているかというと、

物理的な距離ではなく時間的距離が非常に遠いのです!!

 


小笠原に行く世界唯一の方法は船

小笠原には空港がありません。

当然、こんな海のど真ん中に車で行けるわけもないですし、

こんな長距離ヘリで移動することも出来ないですよね。

つまり、船で移動するしかないんです。

 

アクセスは小笠原海運のおがさわら丸、通称「おが丸」で片道24時間!!

2016年までの旧おが丸では25時間半かかってました。

 

しかも、このおが丸ですが、ハイシーズンを除き6日に1便

1年に2度のハイシーズンでさえ3日に1便しかありません・・・

 

小笠原に行くには最低でも1週間の休みが必要なんですね。

しかも船ということは台風などで海上が時化てしまうと船が出るのはその1週間後なんてこともあるそうです。

学生の今だからこそ、小笠原に行けるんですね!!

 


 小笠原!夢の1週間スケージュール

そんな船旅したことないし、未知の世界が多い小笠原のスケジュールを簡単に、ご紹介していきたいと思います。

今回は筆者の僕が2018年2月に行った小笠原のスケジュールを参考に紹介しております。

 

1日目

11:00  東京竹芝桟橋を出航

~船中泊~

 

2日目

11:00 小笠原父島に到着(港は二見港)

→港に宿やダイビングショップのスタッフの方が迎えに来てくれています。

12:30 ダイビング開始(2ダイブ)

~小笠原泊~

 

3日目

8:00   午前中2ダイブ

12:00 船上、もしくは帰港して昼食

14:00 3ダイブ

17:00 ウェザーステーションなどに夕陽を見学

18:30 夕食

19:30 国立天文台や星空ナイトツアー

~小笠原泊~

 

4日目

8:00   午前中2ダイブ

12:00 船上、もしくは帰港して昼食

13:30 ホエールウォッチングへ

16:30 器材を洗ったり片付け

18:30 打ち上げ大宴会

~小笠原泊~

 

5日目

10:00 島内観光(展望台巡りやカメセンターへ)
&お土産を購入

※午前中2ダイブに変えることも可能

12:00 島寿司やサメバーガーなど名物を食べよう

15:00 小笠原父島を出航

~船中泊~

 

6日目

15:00 東京竹芝桟橋到着

~解散~

 

なんとなく小笠原のイメージが掴めたでしょうか??

5泊6日の小笠原の旅ですが・・・

実は、そのうち2泊は船中泊なんですね。

 

つまり小笠原に泊まるのは3日間のみ

これが小笠原に意外に安く行ける理由かもしれません。

しかも、おが丸は学生割引もあり、大学生のうちに小笠原に行かない理由はないですね(笑)

 

今回は小笠原の陸も海もすべてを満喫してしまおうと、よくばりな計画を立てましたが・・・

最終日を2本のダイビングに変えたり、ホエールウォッチングをダイビングに変えることで、

合計10本のダイビングをすることも可能ですよ!!

 

沖縄と違って船での移動になるので僕らの間で言われる「ダイビングバカ」は

帰りの窒素を気にしないでガンガン潜れちゃいますね(笑)

 

そうですよね。

そろそろ海のこと教えてくれよという皆様!(笑)

東洋のガラパゴス!

いや!

ボニンアイランド!小笠原の海をご紹介します!

 


すべてが規格外な大迫力!小笠原の海!

真っ青な青い海に、とにかく群れ群れ!

大物、小物、レア物、固有種、サメ、イルカ、クジラ、カメ、などなどなどなど

なんでもありの海なんです!(笑)

 

もう何から語っていいのかわからなくなりそうなので、

順番に語っていきます(笑)

 


ボニンブルーの海

急に出てきたボニンアイランドという言葉。

これは英語圏の方々が小笠原諸島を呼ぶ際にボニンと呼ぶことから来ています。

※無人島→むじんとう→ぶにんのしま→Bunin→Boninになったと言われています。

 

小笠原の海はいつだって、透明度は30mオーバー。

9月~10月のベストシーズンには50mを超えることも!!

 

そして、いつでも底抜けに濃い「青」、いや「蒼」と表現した方が良い

ボニンブルー

と表現します!

どこまでも続く蒼の海、これは見た人にしかわからないかもしれません。

 

この蒼い海にエントリーした瞬間の感動は今でも忘れられません。


 一体どれだけいるんだクジラやイルカ!!

冬の小笠原ではザトウクジラの子育てのシーズンを迎えます。

夏の間に北極で脂肪をたっぷり蓄えて大きくなったクジラが、冬の子育てシーズンだけ小笠原にやってくる。

そして半年間かけて子育てを小笠原で行い、また北極へと旅に出るのです。

 

そんなザトウクジラのベストなシーズンは2月から4月まで。

この時期は本当に多くのクジラが小笠原に集まります。

 

ダイビング中に見ることは稀ですが、

水中では大きなクジラの歌声が常に鳴り響いています。

 

実は上の写真はスマホで撮ったのですが、その位すごく近くまで寄れるんです!

なので、船の上からでも、すごく楽しめますよ!!

 

ちなみに、僕が2月に小笠原に行った際も、なんと1本目のポイント移動中に親子クジラに遭遇してしまいました!!

大歓声とともに見ていると後ろでは違うクジラが出てきたり・・・

 

更にはダイビング後にはブリーチ(大ジャンプ)まで見れてしまい、ダイビングそっちのけでクジラに夢中に(笑)

 

さすがに夏はザトウクジラはいませんが・・・

小笠原の沖合10~30kmには最大水深3000mまで潜行する深海の王者と呼ばれるマッコウクジラが生息しています。

夏の海況が安定する日は、このマッコウクジラを沖合に狙いに行くことも出来るんですね。

 

さらに小笠原にはクジラだけでなくイルカも、たくさん生息しています。

写真は船と一緒に遊ぶのが大好きな

ハシナガイルカです!

船の舳先に出来る波に乗り、遊んでいますね。

 

このイルカ、面白いのが人間がキャーキャー叫ぶほどイルカのテンションも上がり、大ジャンプをしてくれます。

羽生君、顔負けの大回転ジャンプも見れますよ!(笑)

 

他にも小笠原にはミナミバンドウイルカも定住しています。

このイルカは人間にも興味があり、ドルフィンスイムをすることも出来ますね!

ダイビング中にイルカに会うことも小笠原では珍しくないんですよ!!


日本最大のアオウミガメの繁殖地

小笠原でダイビングをしていると、これでもかというほどのカメがいます。

 

そういえば町を歩いてる時に「カメのお刺身あります。」

って看板を見たような・・・(笑)

あれ亀煮って料理なんだ?(笑)

そうなんです。小笠原では食料になってしまう程・・・

カメがたくさんいるんですね。

 

というのも、小笠原諸島は日本で最大のアオウミガメの繁殖場でもあります。

 

2~5月

水面でオスのカメがメスのカメに乗り交尾をします。

5~8月

静まり返った夜の砂浜にウミガメは産卵に来ます。

7~10月

孵化した子ガメが海に帰っていくシーズンが始まります。

 

常にウミガメとある島なんですね。

もちろん小笠原ではカメを捕っていい量も厳しく決まっていますし、それ以上に保護しているのでご安心ください(笑)

小笠原海洋センター

ではウミガメのこどもにエサをあげたり、カメのことを学ぶことも出来ます。

 

ちなみにウミガメを食べた様子は以前お伝えしましたね(笑)


冬のシロワニ!夏のマグロ!

冬の小笠原といえば・・・

やはりシロワニを見たい人も多いのではないでしょうか!?

 

えっ!?

見たくない・・・

危ない・・・

バカじゃないの・・・

なんか、そんな声がチラホラ聞こえてきそうですね(笑)

 

大丈夫ですよ!

顔こそ凶暴な顔つきをしていますが・・・

非常に温厚で人がゆっくり近寄っても逃げもしませんよ。

ちょっとビビりながらも、こんな写真も撮れちゃうかもよっ(笑)

 

体長は大きいもので3m越え、150kgまで成長する個体もいます!

夏でも見れるポイントはありますが、運次第!

どうしても見たいなら、やはり冬行くしかありません!!

 

次は夏の見どころをご紹介!

当然ベストシーズンの夏の小笠原は、そこら中

群れだらけで透明度も最高ですが・・・

夏の小笠原は、やっぱりマグロじゃないでしょうか!?

この写真は島周りのポイントで撮りました。

 

マグロと言えば・・・

やはりダイバー憧れの地!

ケータ列島のマグロ穴ですね!

 

時には100kg越えのマグロが100匹以上群れていることもあったり、回遊魚の多さ、そして運が良ければシロワニがいることも。

このポイントには行けるとしても5~9月の海が凪いだ日!!

基本はドリフトでのダイビングになるのでスキルを学んで挑戦したいですねっ!!

 


まだまだ語れる小笠原の魅力

ここまで小笠原の海の魅力を語ってきましたが・・・

確かに透明度もすごいですし、クジラもイルカもシロワニもマグロもカメもすごいです。

でも本当に何もかもが規格外にすごいんです!(笑)

 

①とにかく魚が群れているし

②洞窟だってあるし

③沈船だってあるし

④一面サンゴ礁が広がっているし

⑤レアもの、固有種だって大充実。

どうしよう。

小笠原の悪いところをあげる方が難しい・・・

強いて言うなら冬場は水温が20℃前後まで下がります。

確かに5㎜ウエットには寒かったけど、学生ダイバーならへっちゃらですね!(笑)

 


ここだけは行って欲しいダイビング後に行ける陸スポット

ここまで海の魅力を思う存分紹介してきましたが

日本で4番目に世界自然遺産に登録された小笠原諸島・・・

実は自然遺産は海ではなく、その山や森にあったのです。

例えば、小笠原に生えてる樹木の70%固有種で、草木にすると約4割が固有種、鳥も様々な固有種が住んでいるんですね。

 

ただし、ダイバーの僕らは森まで楽しんでいる余裕はありません。

 

そこで、ダイビング後にも行ける超オススメ2大スポットを紹介します!

ウェザーステーション

ちょっと写真はごめんなさい。

僕らの行った日は小雨のぱらつく天気がどんよりした日でした。

 

ここは父島の西側に位置する高台で水平線に沈む夕日を見るには絶好の場所です!

 

夕日がキレイなだけではなく、クジラウォッチングも出来ちゃいます。

ぼーっと海を眺めていると、クジラがバンバン跳ねてますよ!

あまりにも夢中になりすぎて、こんなショットをサークルの仲間に撮られないように注意してください(笑)

 

 

国立天文台 VERA小笠原観測局

小笠原の山を走り抜けること30分・・・

急に視界が開けたと思ったら、このライトアップされた国立天文台があります。

 

この時の感動は・・・

背筋がぞくぞくしますね。まるで宇宙と交信しているような天文台をバックに記念撮影も良いでしょう!!

 

ここには、自分で行くのは車がないと苦労しますので、ナイトツアーなんかを申し込んでしまうのがオススメです。

晴れていると星なんかも本当にキレイに見えます!

 

小笠原には様々な星空ポイントがありますが、基本的にはどこからでも見れますよ。

これは町のメインストリートに面したビーチから撮りましたがお気に入りの星空ポイントを見つけるのも楽しいかもしれません。

 


往復48時間の船旅も楽しんじゃえっ!

少し長くなりまたが・・・

小笠原の魅力は伝わったでしょうか??

海だけでなく陸も楽しい小笠原!

常に気を抜けず、あっという間の滞在になると思います!

キチンと下調べをして少ない時間を有効に使っちゃいましょう!

 

それから、船での準備も忘れずに(笑)

船に弱い人は必ず酔い止めを持参するようにしましょう!

せっかく船の中でみんなで人生ゲームや映画鑑賞!

トランプなど盛り上がっているところに船酔いは、つまらないですよ(笑)

 

季節にもよりますが、夕日や朝日の時間は太平洋のど真ん中に船があります。

太平洋のど真ん中で見る夕日

そして船の甲板で星を見ながら飲むビール

 

行きも帰りの船も全力で小笠原の旅を楽しんじゃいましょうっ!!

 

この記事に登場した他の記事

【小笠原で学んできた】ウミガメの食し方【閲覧注意】

 


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