突然ですが問題です!

Q. ウミテングはどれでしょう?

  1.  Aだけウミテングである
  2.  Bだけウミテングである
  3.  ABともにウミテングである
  4.  ABともにウミテングではない

A、Bともに大体の形は同じですが、色が全然違いますよね。
Aの方が、白っぽい感じでBの方が黄色っぽい感じです。さらにBの方が一回り大きく、ふっくらしているような気もします。

さて、正解はどれでしょう?

 

 

正解は、3.の「ABともにウミテング」です。

この写真、実は両方ウミテングなんです。
色も微妙に大きさも違いますが、どちらもウミテングです。
生き物を判断する際に色で判断すると間違えることがよくあります。

人間でも日焼けすれば黒くなるし、部屋にこもっていれば白っぽくなりますよね。
生物も環境によって擬態しやすい色に変わっていきます。

ではウミテングとテングノオトシゴはどうやって見分ければ良いのか?

と、その前に!

多くの方が
「なになにウミテングに似た生物がいるの?」
「そもそもウミテングってなに?」
って状態だと思います。

まずはウミテングからご紹介していきたいと思います。

ウミテング

学名: Eurypegasus draconis
英名: Short dragonfish
分布: 伊豆から小笠原、琉球列島までの太平洋岸、ハワイ諸島などを除く太平洋やインド洋に生息する

ウミテングは伊豆半島から沖縄まで、日本人ダイバーなら潜ったことあるダイビングポイントのほとんどで見ることが出来ます。
海外でも、日本から行きやすいフィリピンやインドネシアなどで見られます。

このウミテングの特徴は名前の由来通り、長い吻(くちばしみたいな見た目)を持っていること、まるで羽のような水平に開く胸ビレを持っていることが見た目の特徴です。

※ちなみに吻は「フン」と読みます。

浅場の砂地を、足のように動く腹ビレで這って移動しています。
そして砂地に潜む小さい生物を見つけると、吻を使って捕食します。

この特徴的なフォルムは魚というより鳥っぽい感じがしますよね。
天狗みたいに長い吻も魚っぽくないですよね。

こんなに特徴的な形をしていますが、ウミテングを水中で見つけるのは結構大変です。
普段は羽を閉じて砂地に細かい石が混じるエリアでいて石ころのふりをして、身を潜めています

見た目通りウミテングは動きが遅いので、見つかってしまうと簡単に捕食されてしまうんですね。

ちなみに冒頭で見てもらった2匹のウミテングはオスメスのペアになっています。
こちらの黄色く大きい方がメスで白っぽい小さい方がオスです。

ウミテングがペアになっているときは小さい方がオス大きい方がメスです。タツの仲間もそうですが海の生物はメスの方が大きい生物が多いですね。

ちなみに色は関係ありません。
ウミテングは環境によって、黒っぽい個体や赤、白、黄色っぽい個体など体色が変化します。

では、続いてはこのウミテングに似てるけど・・・
微妙に違うテングノオトシゴをご紹介していきます。

テングノオトシゴ

学名: Pegasus laternarius
英名: Brick Seamoth
分布: 相模湾、駿河湾や高知県、インド・西太平洋に分布

上の分布は山と渓谷社の日本の海水魚を参考にしています。
分布が微妙に狭くなっており、やや稀種と書いてあります。
ウミテングよりは見るのが難しく少し珍しいのでしょう。

実際、伊豆半島でもウミテングは毎年数個体出ますが、テングノオトシゴはあまり聞きませんね。
マニアックなダイバーはテングノオトシゴが出ると盛り上がります。

生態はウミテングとほとんど一緒なのですが、
ウミテングよりも泥っぽい砂地を好む傾向があります。

ウミテングとの違い

ウミテングとの違いは簡単ですね!
テングノオトシゴの方が、吻(くちばしのような見た目)の部分が短いこと。

その分、体がずんぐりむっくりに見えるような感じがします。
ちょっとツチノコっぽい見た目をしています!

また、テングノオトシゴの方が背中のゴツゴツが丸みを帯びていると言われていますが、図鑑など正式な文章で僕は見たことないので、とりあえず吻の長さで見分けるということで良いでしょう!

まとめ

ウミテングとテングノオトシゴの見分け方は簡単でしたね。
どちらも砂地を這うように泳ぎ擬態が上手なため見つけるは難しいです。

だから、水中で見つけたときは周りに自慢しまくっちゃってください!
んでログ付けの時は、どや顔で「んん~~今回のは吻が長いからウミテングで間違いなし!」なんて2度目の自慢をしましょう!

他にもウミテングの仲間には
日本では生態の観察例がありませんが......
ヤリテングというウミテングをスレンダーにしたような生物もいます。
ぜひ見てみたい。

もし見れたら追記します。

他にもダイバーズ学園では様々な生物の見分け方を紹介しています!

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